絶縁針脱毛とは

針脱毛の歴史は古く欧米では100年以上の歴史があります。かつて永久脱毛できるのは針脱毛だけだといわれていました。現在はレーザー脱毛が開発され永久脱毛にはレーザー脱毛が主流となっています、しかし絶縁針脱毛法という痛みが少なく火傷などのトラブルも起こらない新しい針脱毛法が開発され、レーザー脱毛が行い難い部分の永久脱毛に使われています。

針脱毛の歴史

絶縁針脱毛機器

元々逆さまつげの治療法として針脱毛法が開発され、やがて美容目的でも使われるようになりました。針脱毛の歴史は古く欧米では100年以上前から施術されていました。

針脱毛機器の開発ストーリー

1.18世紀に針脱毛が始まる
逆さまつげの治療のため、まつげを永久脱毛する目的で考え出されたのが針脱毛法です。針脱毛は120年以上前に欧米で開発された医療行為の一つです。
2.日本では1960年に導入
針脱毛法は日本には1960年頃に導入されました。はじめは皮膚科や美容外科などの医療機関で使われていました。その後エステティックサロンでも針脱毛法による永久脱毛が行われるようになりました。
3.日本人が開発した絶縁針脱毛法
針脱毛の欠点を改良した絶縁針脱毛法を考案したのは日本人の小林敏夫医師らです。ですから、正式には「小林・山田式絶縁針脱毛法」といいます。

針脱毛の永久脱毛原理

針脱毛はムダ毛の生えている毛穴に針を挿入し、針に電流を流して発毛組織(毛根部)を変性させることで永久脱毛を実現しています。100年以上前に針脱毛が開発された頃は直流電流しか使えませんでした。脱毛装置の技術開発で高周波電流が使えるようになり、脱毛時間が0.5秒~2秒程度と短縮化され、痛みを感じる時間も短くなりました。さらに、日本人が開発した絶縁針脱毛法で火傷や色素沈着の危険性も少なくなりました。

ハリ脱毛比較

針脱毛機器の種類

直流電流を使った針脱毛
最初に針脱毛が開発された頃は針に直流電流を流す、電気分解法が使われていました。電気分解によってアルカリ物質が生成され、アルカリ物質に弱い毛乳頭を破壊することで永久脱毛を実現していました。電気分解法は通電している時間が長く、痛みも強いこともあり患者に負担がかかっていました。直流電流を使った針脱毛法は現在は使われていません。
高周波を使った針脱毛(高周波凝固法)
技術進歩により高周波電流を発生できるようになり、針脱毛にも高周波電流が利用されました。高周波凝固法は、高周波を針に流すことで組織を加熱し熱によって毛根部(発毛組織)を変性させ永久脱毛を実現しています。直流電流針脱毛法に比べて、脱毛時間が短くなるメリットがあります。
絶縁針を使った絶縁針脱毛法
針脱毛法の痛みや火傷のトラブルをさらに少なくしたのが皮膚に接する部分を絶縁物質でコーティングした絶縁針脱毛法(小林・山田式絶縁針脱毛法)です。毛根部などの発毛組織だけを破壊し皮膚表面を痛めないので、火傷などのトラブルはほとんど起こりません。

絶縁針脱毛メリットデメリット

絶縁針脱毛法にもメリット・デメリットはあります。絶縁針脱毛の特徴を知って永久脱毛に絶縁針脱毛法を選ぶのか、レーザー脱毛を選ぶのかを検討してください。

絶縁針脱毛のメリット

体中どの部分でも永久脱毛可能
レーザー脱毛は、皮膚の色が黒い場合とか、色の薄い産毛の脱毛はできません。絶縁針脱毛なら体中どんな場所の毛も永久脱毛処理ができます。
1本1本確実に脱毛
針脱毛はムダ毛1本づつに電気を通して永久脱毛処理を行うので、確実に永久脱毛できます。ただし、絶縁針脱毛法でも毛周期の関係で完全に毛が生えなくなるには5回~6回脱毛処理を繰り返す必要があります。
眉毛などは仕上がりが綺麗
広い範囲をスピーディーに脱毛処理するのはレーザー脱毛が早いですが、細かい部分を丁寧に脱毛するなら針脱毛の方が綺麗に仕上がります。眉毛の脱毛なら針脱毛がお勧め!!

絶縁針脱毛のデメリット

脱毛に時間がかかる
針脱毛は1本1本処理するので、レーザー脱毛に比べると脱毛処理に時間がかかります。
レーザーよりも痛みを感じるかも
個人差はありますが、レーザー脱毛でもレーザー照射時に少し痛みを感じ、針脱毛は電流を流すときに痛みを感じます。どちらが痛いとは言えないのですが、同じ面積を脱毛するときには針脱毛の方が痛みを感じる回数は多くなります。

(関連ページ)
絶縁針脱毛を体験
レーザー脱毛とは

タイトルとURLをコピーしました