永久脱毛法の紹介

永久脱毛法の種類と脱毛原理を紹介します。ムダ毛を処理するのは手間がかかり、肌の弱い方は脱毛処理をすることで肌のトラブルが発生することもあります。永久脱毛をすると、ムダ毛処理が不要になり時間的にも精神的にも大変満足することでしょう。現在永久脱毛法は大きく分けると、針脱毛、レーザー脱毛、光脱毛に分類されます。レーザー脱毛は医療行為に当たるので美容整形や医療クリニックなどの医療機関だけで受けられます。

永久脱毛法の種類と特徴
分類 名称 特徴
針脱毛 電気針脱毛 火傷などの可能性あり
絶縁針脱毛 安全性高く痛み少ない
レーザー脱毛 ルビーレーザー脱毛 初期のレーザー脱毛機
アレキサンドライト
レーザー脱毛
脱毛実績が多い
ダイオードレーザー脱毛 最新のレーザー脱毛機
ヤグレーザー脱毛 脱毛目的ではあまり使われない
ロングパルスヤグレーザー うぶ毛や髭脱毛にも使える
フォトRF(オーロラ)脱毛 電波を使い
うぶ毛や髭脱毛にも使える
光脱毛 フラッシュ脱毛
ipl脱毛
プラズマ脱毛
エステサロンなどで
使われている脱毛法

(脱毛分類をクリックすると該当記事が見られます)

針脱毛法を紹介

現在では安全な絶縁針脱毛法が主流ですが、かつては直接皮膚に接する電気針脱毛が行われていました。電気針脱毛は元々逆さまつげを治療する目的で考え出された治療方法です。電気針脱毛は、針に電流を流し毛根部にある毛の製造元である毛母細胞を高熱で変成させることでムダ毛を生えなくする永久脱毛法です。
現在主流の絶縁針脱毛法もムダ毛を永久脱毛させる基本原理は同じです。ただ、皮膚に接触する部分を絶縁コーティングして火傷などのトラブルや脱毛時の痛みも少なくなって安全性が高まっています。

ハリ脱毛比較

電気針脱毛
永久脱毛といえば、電気脱毛法が主流の時代が長く続きました。もともと逆さまつげを治療するために考え出された脱毛法で100年以上の歴史があります。日本には1960年頃から導入され、美容外科や皮膚科で使われていました。
毛穴に挿入する針が皮膚に接触するので、接触部分の火傷や色素沈着などのトラブルも起こりがちでした。
絶縁針脱毛
電気針脱毛の欠点を克服したのが絶縁針脱毛法です。針が皮膚と接触する部分を絶縁コーティングする(上図左)ことで火傷や色素沈着が起こる危険性が大幅に低下しました。

(参照サイト)
電気(絶縁針)脱毛について

レーザー脱毛を紹介

レーザー脱毛機

永久脱毛にレーザー機器が使われるようになったのは1997年頃からです。比較的新しい永久脱毛法ですが、現在ではレーザー脱毛が永久脱毛の主流になっています。レーザー脱毛は使われるレーザー機器によって特徴があります。現在の主流はアレキサンドライトレーザーかダイオードレーザーで、機器に使い慣れた美容整形や医療クリニックを選びましょう。

ルビーレーザー脱毛
ルビーレーザーは波長が694ナノメートルと比較的短い波長を使ったレーザー脱毛機です。アメリカで白人を対象にした脱毛実験では成功したようですが、日本人には向かず日本でのレーザー脱毛には使われませんでした。
ルビーレーザーはレーザー脱毛を始めて実現した機器ですが、皮膚を冷却する装置も付加されておらず余り普及しませんでした。
アレキサンドライト・レーザー脱毛
アレキサンドライト・レーザーは波長が755ナノメートルとルビーレーザーよりも長い波長を使うレーザー脱毛機です。1997年頃から日本にも導入され、レーザー脱毛の主流機となりました。アレキサンドライトレーザーを使った脱毛研究は多く、学術的な検証が進んでいます。
ダイオードレーザー脱毛
ダイオードレーザーは複数の波長が出力できますが、800ナノメートル台が主に使われます。最新のレーザー脱毛機のダイオードレーザーはロングパルスを出力できることと、先端に冷却装置が付いていることにより、永久脱毛が効率的で安全に行えるように改良されています。
ヤグレーザー脱毛
ヤグレーザーは波長が1064ナノメートルとかなり長い波長のレーザー光線を使用します。これほど波長が長いと永久脱毛には不向きです。現在はヤグレーザーは永久脱毛以外のピーリングなどの目的で使われています。
ロングパルスヤグレーザー脱毛
ロングパルスヤグレーザーは波長が1064ナノメートルとヤグレーザーと同じ波長のレーザー光線を使用します。ロングパルスヤグレーザーは照射時間(パルス幅)が長く弱い出力でも皮膚への浸透度が高く、うぶ毛や日焼けした肌への脱毛も可能にした最新のレーザー脱毛装置です。また、男性のアゴ髭など太い毛が密集した部分への脱毛にも使われます。
フォトRF(オーロラ)脱毛
フォトRFはレーザー光線を使わず光(フォト)と電波(RF)を組み合わせた新しい医療機器でオーロラとも呼ばれます。フォトRF(オーロラ)はレーザー脱毛機よりも皮膚の深い部分まで浸透し、ムダ毛の周囲だけにエネルギーを集中させ、効率的に毛母細胞などを変性させ永久脱毛を行います。レーザー脱毛では難しかったうぶ毛や皮膚の色が濃い部分への脱毛も可能です。

光脱毛法を紹介

光脱毛は複数の波長が混ざった光を使い、強い光をムダ毛のメラニン色素に当て、毛根部を加熱することで脱毛を実現させています。光脱毛法はレーザー脱毛とは違い、単一の光線ではなく複数の光線を使っています。ただ、有害な紫外線を照射しないようにフィルターを通して使用されます。
レーザー脱毛は、医療行為に当たるため医療クリニックや美容整形などの医療機関でしか使用できません。光脱毛機器はレーザー光線が使われていないので、エステティックサロンでよく使われています。

ipl脱毛
IPLとはインテンス・パルス・ライトの頭文字を取った名称で強い光を短い時間に連続的に照射する脱毛機器を言います。基本原理は光脱毛と同じでフラッシュライトを光源にして特定の波長の光だけを通過させるフィルターがつけられています。IPL脱毛は広い範囲を短い時間で脱毛処理できます。
プラズマ脱毛
プラズマ脱毛とは、北欧のメーカーが開発した光脱毛機の一種です。他の光脱毛と同じように、フラッシュライトを光源に波長フィルターを組み合わせた機器です。比較的広い範囲を短時間で脱毛処理できるメリットがあります。
フラッシュ脱毛
フラッシュ脱毛とは光脱毛機器を使った脱毛法全体を表すこともあります。フラッシュという名称は、カメラのフラッシュライトと同じように、短い時間に強い光を発することからつけられた名称です。フラッシュ脱毛は強い光を当てて熱でムダ毛を処理する光脱毛の一種で、脱毛原理はIPL脱毛やプラズマ脱毛と同じです。
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